2017.4.22(土)

テーマ:重厚感のある大人ポートレート  〜 多灯ライティングで陰影のある世界を創る 〜

スポット系のライトを足していき、被写体の生き方や個性を表現していく
 

画作りのポイント

被写体、背景共に陰影を付けて、光の濃淡を活用した画づくり。

1.モデル選び

雰囲気、味のあるモデル。ポージングよりも空気感重視。シネマライクなストーリーを感じるキャラクター。

2.スタイリング

衣装はグレー〜ブラックのモノトーン系で、生地がフラットよりもテキスチャーがあると陰影が引立つ。
メイクは大人っぽいブラウン系のグラデーションのアイメイクやワインレッド系のリップ等が似合う。

3.レンズと絞り 

バストアップ中心の為、70mm以上でF4以下で比較的視線に近く柔らかめに設定。

4.ライトシェーピングツールとライティング

メインライトはフレネルスポット、1x6+グリッド/ストリップマスク等の指向性の強いライトを斜め横から当てて陰影を作る。
サブライトとして、メインと逆で真っ黒に潰れた箇所を1×1.3’+グリッド等の指向性のあるソフトライト等でメインよりも弱めに当て、陰影を残す。
特に黒髪の場合で髪の毛を潰さずにディテールまで表現する為にトップライトを使用。この場合も指向性のあるもの。
髪の毛や頭の輪郭を背景に同化しない様に表現したい場合は、背後からスポット系又は場合によってストロボを裸で照らす。
背景に光で模様を付けたい場合はスポット+GOBO等で影部分を目がけて当てる。その場合はエッジの輪郭の強さをコントロールして最適な画を作って行く。
ライティングの順序として、メインを付け、1灯ずつ強さを調整しながら増やして行くとコントロールしやすい。

5.ポジショニング

壁から被写体が離れて背景をダークに落とす事もできるが、被写体の影を背景に入れたい場合は逆に壁に被写体を近づけ、ライトを強めに近くから照らし、コントラストによって背景に陰影を付ける。
バストアップの場合はライトを顔の近くに置いても、構図のフレーム外になりやすい。

6.表情とポーズ

大きなポージングは不要。スポット系ライティングの場合は左右への大きな動きは光の指向性外になり易いので向かない。何かに向き合い取組んでいる表情が必要で、表情作り不要。視線はカメラに無く、カメラ周辺の方がシネマライクな画づくりとなる。

7.RAW現像

コントラストを入れながらも、暗部を起こし、明部を上げる。彩度は抑えてしっとりとした大人な雰囲気にする。
粒子を入れると銀塩っぽい風合いになり、周辺光量をエッジ無く落とすと全体がスポットライトの画づくりとなりクラシックな風合いになる。

参加者の声