2019.10.19(土)

テーマ:ウェディングドレスをクリエイティブに撮る

ウェディングドレス写真は被写体をそのまま撮影すれば、かなり普通の写真になりがち。特にロケに比べ背景が単調なスタジオ内でのストロボ写真では尚更で、撮り方(ライティングや演出)によって、かなりクリエイティブで、差別化できる写真になる。
 
 

 
 
他の写真、BTSは講師曽田のブログでご覧いただけます。 
 

画作りのポイント

ドレスの柄や色合いのトーンを全体的に合わせる。また、ドレスの特徴を活かした画づくりを行う。その際、ウェディングドレス撮影の生命線であるドレスのディテールを白飛びさせない。

1.モデル選び

ウェディングドレスの色よりも明度が暗くならないスキンカラーだと、ドレス柄を飛ばす事無く、顔を明るく撮影できる。ヘアーも明るめでマット系かダークで艶感があるか。

2.スタイリング

 
ドレスのレース地にテクスチャーがあると、より写真に深みが表現される。テカリ系だと顔まで暗くなりがち。
ヘアメイクはヘアやスキンカラーとの統一性を持たせるか、コントラスト色を持ってくるかは求める写真コンセプト次第。

3.レンズと絞り

 
基本は明るめのレンズ。絞るとモデルの宣材、ドレスカタログやファッション誌広告っぽくなり、開けるとアートっぽくなる。後者はよりフォトグラファーの感性が表現される。

4.ライトシェーピングツールとライティング

 環境光とストロボ光のバランスを考えた露出設定、および色温度設定による色合いコントロール。ドレスを飛ばさず、顔を明るく撮影したければ大きめでディフューズされたアクセサリーを使用し、光の芯を作らない。
コントラストの強い作風であれが、金属系、スポット系のアクセサリーを。ただし、ドレスが白くて光の照射が強い場合、かなり全体的に暗い作風になる。

5.ポジショニング

背後に影を付ける場合は壁の近くに。影の位置は光源の高さや角度にてコントロール。ビビッドでコントラストのある画がターゲットであれば、後ろを落としたい場合は壁から被写体を離すか、光源を被写体に近づけて強く照射するか。淡く柔らかい風合いにしたければ、肌とドレスの色合いと明度をヒストグラム上で一致させるポジショニングを見つける。

6.表情とポーズ

表現したい画づくりと表情やポーズを一致させる。ただ、概して誇張されたもの、手を顔に近づけた媚び系の写真は飽きやすく、チーズィーな表現になりがち。

7.RAW現

ドレスと肌のバランスを考慮した適切な明度調整。ヒストグラムと白飛び警告に細心の注意をしながらパラメーター設定。その為の項目は求める作風次第。

「ポートレート撮影で大切な事」をポイントにワークショップの様子、作品、参加者の方々から頂いたコメントをまとめた撮影ワークショップの紹介ビデオです
 
撮影ワークショップ模様を1分にまとめた動画です