2019.4.20(土)

テーマ:ブレ感のある幻想的なポートレート

ブレた写真とは一般的に失敗と言わるが、ブレる事によって表現できる世界観もある。たまたまブレるのでは無く、作品テーマに沿って、能動的に目標通りのブレを作る術を実践してみた。
 

 
他の写真、BTSは講師曽田のブログでご覧いただけます。 
 

画作りのポイント

表現したい世界観や感情とブレ方をマッチング。そのためには、ブレの度合い、方向、芯(輪郭)を残すのか残さないのか等の様々なブレ感を表現できる技術を修得しておく事が必要。ワークショップ内では、柔らかい淡いブレ、濃厚で官能的なブレの2種類を実習した。

1.モデル選び

髪の毛が柔らかくなびきやすい事。誇張したキメキメのモデルポーズを取らないモデル。作品の世界観に入り込み、写真の一部になれるモデル。

2.スタイリング

衣装は動きや風になびく柔らかい素材。柔らかいシルエットやデザイン。ヘアメイクは今回、1着目は柔らかく淡く、2着目は濃いめにし、世界観に合致させた。

3.レンズと絞り

レンズはズームレンズだとズーミング表現ができる。開放での撮影がブレ感にプラスしてボケ感も表現でき、より理性よりも感性を表現できる。

4.ライトシェーピングツールとライティング

柔らかくブラす場合は、アンブレラやソフトボックスで、環境光とミックスさせる。環境光の強さ、色合いは作品テーマ次第。
光に色をつけてブラす場合は、スポット系のライトシェービングツールで暗部を付けて光が乗るスペースを作る。

5.ポジショニング

コントラストを少なくする場合はモデルとメインライトの距離を離す。背景色の濃度はモデルと背景の距離、モデルとメインライトの距離のバランスにてコントロール。

6.表情とポーズ

 
表現したい世界観に合わせて表情やポーズを自発的にモデルに表現してもらう。その為にストーリーを明確にモデルに伝えておく。

7.RAW現

淡く柔らかいブレ感の場合は、彩度は抑える。背景色と衣装の色の統一感を考える。作風によっては素粒子を加える。
濃厚で官能的なブレ感の場合は、彩度を加えたりコントラストを強めに設定。

「ポートレート撮影で大切な事」をポイントにワークショップの様子、作品、参加者の方々から頂いたコメントをまとめた撮影ワークショップの紹介ビデオです
 
撮影ワークショップ模様を1分にまとめた動画です