2019.1.26(土)

テーマ:背景とテクスチャーの研究

背景紙(又は布、カンバス)の色や柄に依存しないフォトグラファーになる為には不可欠な技術。
作品テーマや世界観を設定した後の具体的な画づくりのステップ。それは被写体のスタイリング(衣装やヘアメイク)同様に背景の設定と被写体前の風合いです。それらの作り方、デザイン方法を研究してみた。
 

 
他の写真、BTSは講師曽田のブログでご覧いただけます。 
 

画作りのポイント

背景、被写体、被写体前の3層のレイヤーで構成されているという理解と、構図、色合い、テクスチャー等のデザインと統一感を考える。光とスタイリングマテリアルをミックスして、各々のレイヤーをシームレスに統一感を持たせると不思議な味のある作品に仕上がる。

1.モデル選び

どんな作品であれ、基本の6H(鼻、肌、ヘアー、歯、腹、ハート)はクリアした上で、スタイルがいいと全身写真やより自由度の高い撮影ができる。作品テーマやイメージによって表情やポーズに変化を付けれる人。作品の世界観に溶け込める人(我が、我がで世界観から浮いた人は選ばない)。

2.スタイリング

衣装、ヘアメイク、小物等とも背景と被写体前に統一感を持ったデザイン、柄、色を選ぶ。

3.レンズと絞り

ボケ味のいいレンズと開放に近い値での撮影。絞ってクリアに全てが写ると3層上にあるオブジェや光、柄がリアルに写るとイメージが引っ張られ、撮影者の世界観無き作品になりやすい。

4.ライトシェーピングツールとライティング

背景デザインの自由度を高めるにはスポット系、指向性の高い光源、又はカポック等で被写体へのライトが背景に影響を受けない様にする。背景デザインは既存のライトシェーピングツールに囚われずに柄の出るものを光源の前に置く。背景の色合い(明るさ)は衣装との統一感があると味が出る。

5.ポジショニング

被写体と背景に距離を持たせると光のデザインを作りやすい。被写体とカメラ前のオブジェに距離を持たせると前ボケ度が増す。作品テーマ次第。

6.表情とポーズ

作品テーマ次第。スタイリング、背景等の全体の写真デザインとの統一感重視。フォトグラファーは被写体に撮影時にストリーを説明し、テストショットの画像を確認させるとイメージが伝わりやすい。

7.RAW現像

作品テーマ次第。必要に応じて、色温度、彩度、明瞭度、素粒子感等をコントロール。

「ポートレート撮影で大切な事」をポイントにワークショップの様子、作品、参加者の方々から頂いたコメントをまとめた撮影ワークショップの紹介ビデオです
 
撮影ワークショップ模様を1分にまとめた動画です